先見の明
土日で温泉に行き、まったり気分で帰宅した姑。掃除なんかしなくていいや、多少汚くたって死にゃしない、と豪語しつつ部屋のドアを開けると…
猫草の土は掻き出されてるわ、障子紙のカケラは部屋中に散らばってるわ、ボタンやクリップを入れている小物皿はひっくり返されてるわ。
障子紙とボタンは拾えば済むけど、土はねえ。
結局、掃除機を出してきて、フルコース掃除をしちまったのでした。
「こうでもしておかなきゃ、お義母様はきっと掃除をおさぼりになるに違いないわ。」
と、考えたらしい。
相変わらず、出過ぎたヨメである。