2014-01-01から1年間の記事一覧

2014年を漢字一文字で表したら

これは、大晦日の話題ではないかもしれない。 普通なら、もうちょっと前にやるよね。 言い訳だが、私だって、もう何日か前にやりたかったのだ。Yuuさんがご自身のブログで、これをやっているのを目にし、じゃあ、私は何だろう?と、ずっと考えてはいたのだが…

寒がり猫の合理的思考

玉音ちゃんは寒がりである。 そもそも、猫というものは、押し並べて寒がりと決まっているとは思うのだが、その中でも、この娘は、人一倍(猫一倍)寒がりであるようだ。 玉音ちゃんの、最近のお気に入りスポットはここである。 ヒーターをつけると、よくここ…

野良娘が野良娘であることについて

玉音がわが家に来て、二ヶ月半。 月齢にして四ヶ月。やんちゃ盛りである。 「かわいい盛りでしょ。」 と、人は言う。 だが——。 「それが、あまり可愛くないんですよね…。」 「えーっ、どうして!?」 いや、どうしてと言われても。 「可愛い」には、主観的な…

その男には水難の相がある

で。 アタゴロウくんの目である。 先週、妻の逆襲に遭い、メインカメラをやられたアタゴロウくんであるが、一週間経った今、まだ治療中である。 冒頭の写真は、たった今撮ったものである。瞼の充血も治まっているし、もうほとんどいいような気もするのだが、…

三びきのねこ にゃらにゃらどん

あるいえに、三びきのねこが住んでいました。なまえはどれも、にゃらにゃらどんといいました。 あるとき、三びきは、もっと太るために、せんめんじょにごはんをたべにいきました。 せんめんだいには、おいしいたべものがおいてあることを、三びきはしってい…

猫山大治郎と云う男

ダメちゃんが我が家に来たのは、2005年のクリスマスイブである。 当時、我が家には、半長毛のお嬢様猫、ミミさんがいた。ミミは我が家に来て三ヶ月余りで、推定三歳。ダメは推定十ヶ月の少年であった。 二匹が出会った瞬間のことを、私は忘れない。キャリー…

和解成立

昨夜、ダメが玉音の頭を舐めた。 玉音もダメの脇腹を舐めた。 私の膝の上での出来事。 ありがとう、優しいダメちゃん。

猫が飼い猫になる日

先週、いや、先々週の土曜日のことである。 前回書いたとおり、玉音を動物病院に連れて行った。 診察中、何をしようとしていたのかは忘れた。ふいに、先生がしみじみと、 「やっぱり、ノラちゃんだねえ。」 と、おっしゃった。 はい、確かに。もともと野良さ…

愛しのゴッドファーザー

お陰様で、玉音はすっかり元気になった。 熱が下がった後もしばらくくしゃみをしていたので、結局、また一週間、ケージの中に隔離したままにしておいて、土曜日に病院に連れて行った。そのころには、目やにも治まり、くしゃみや鼻水も出なくなっていたので、…

発熱週間

玉音の風邪がぶり返したことは、前回書いた。 その時点では、目鼻だけだったのだが、実はその後、玉音は熱を出した。 育児経験の乏しい私にとっては、怒涛の一週間だった。以下、その記録を書く。 なお、今回は、きちんと文章を作っている時間的余裕がないの…

日陰の女

仔猫がいる一週間は、展開が早い。 玉音がダメおじさんに、マジ怯えてるって?それ、先週の話? ずいぶん前のような感じがする。 結論から言うと、ダメおじさんのウーシャーは終了した。玉音も特にダメおじさんから逃げている様子はない。 じゃあ、仲良くな…

ピュラモスとティスベ

その後の「猫山玉音とロウロウ(郎朗)ブラザーズ」であるが。 前回(土曜日)の診察の結果、とりあえず、ノミも白血病も心配ないようだったので、週明けから少しずつ、対面を始めてみた。 ただし、ダメちゃんのワクチンが、ちょうど一年経って切れたところ…

マイ・フェア・レディ

たまね、と読みます。 周囲の皆さんの反応は、古風な名前だね、とか、着物でも着せたくなっちゃうね、などといったものであったが、私としては、最初から純日本風の名前をつけるつもりであった。 愛宕朗と玉音。 中小藩の勘定方に勤める武士の嫡男とその嫁(…

経過報告

とりあえず、途中経過を。 チビであるが、お陰様でいくらかふっくらし、毛ヅヤがよくなってきた。 それで分かったのだが、こいつ、そうとう毛深い。みっしりふかふか系である。 触り心地は素晴らしいのだが、今はまだ、その毛をちょっとひっくり返してみると…

神は試練を与え給う

私は白い光につつまれた聖堂の中にいた。 辺りは静寂が支配し、私のほかに人影はない。天窓から差し込むやわらかな日差しが、冷たい床の上に小さな陽だまりをつくり、その明るさの中に、微かな埃がキラキラと輝きながら舞うのを、私はただ一心に眺めていた。…

思いがけない展開

自分で仔猫拾っちゃったよ。

ヒモと仔猫と女の闘い

久々に「Cats安暖邸」に行ってきた。 行こうと言いだしたのは、友人さくらである。 もともとは、さくら・こっこと三人で「夕ごはんを食べに行こう」という話だったのだが、やりとりしているうちに、三人とも午後が空いていることが判明したため、「じゃあ、…

白の無垢・黒の無意識

この記事が、最後の更新になるかもしれない。 以下の記事が世間の目に触れることになった、翌日か、翌々日、――ひょっとしたら、当日のうちに――、このブログは私には覚えのない「管理者側の都合」により閉鎖されているかもしれない。あるいは、私自身が、社会…

婚活時代

五月も半ば過ぎの金曜日。 猫カフェ荒らしのSさんと共に、小さなダイニングバーにいた。 ここならば、職場の人と顔を合わせることもない。 四月の人事異動やら担当替えやらで、天竜いちごは転勤し、Sさんとも、顔を合わせる場面が大幅に減っていた。たまに…

レンタルキャット構想

レンタルキャットがあるといいな、と思う。 正確に言えば、「引き取り保証付き猫譲渡」と言うべきか。 「猫付きマンション」というのが、この頃話題になっているが、この「猫付きマンション」の猫なし版、と言えば、イメージしやすいだろうか。そもそも、私…

フェリネ星人の焦燥

このごろとみに、ブログの更新が遅くなり、皆様に申し訳なく思う。 これから、その言い訳を書くのだが、要するに、とにかく時間がない。そう言うと、まるで忙しくてちっとも休んでいない人のように聞こえるのだが、実態は逆である。 休み過ぎて時間がないの…

失われた技を求めて

一般に、猫は働かないものとされているが、我が家の猫どもは働く。 大した働きではないのだが、奴等は奴等なりに常に使命感をもって、仕事に臨んできたらしい。そうして、歴代、職務を受け継いできた。 いや、歴代という言葉は、あまり正確ではないかもしれ…

別れと、クチナシと、優しいダメちゃんと。

クチナシが、咲いている。 ああ、ムムの季節だな、と、思う。 ムムが逝って二年。正直な話、あの日クチナシが本当に咲いていたかどうか、私は覚えていない。それがクチナシの季節であったことに気付いたのは、昨年のことだ。 だが今年も、六月に入り、ムムの…

アタゴロウ的テロリズム

寒がりなことにかけては、人後に落ちないと自負する私であるが、6月に入り、さすがに少しずつ、夏支度を始めた。 先週は、座布団カバーの掛け替え。 私が愛用している冬用の座布団カバーは、ペイズリー柄のサテン地である。もう15年近く前に通販で購入したも…

名前の話

私には、驚くほどネーミングセンスがない。 子供のころに飼っていたセキセイインコから始まり、最新のアタゴロウに至るまで、響きが良く、洒脱で、その子の性格をよく表し、そして、ちょっと知的な香りのする名前――などというものを、自身でつけることのでき…

右の背を踏まれたら

今朝、またダメちゃんを踏んだ。 しかも、今回は、背中である。 朝ごはんを食べようとして、お茶碗を持ったまま食卓の椅子に座ったら、テーブルの下に彼がいた。 帰宅後、夕ごはんを食べようとして、お茶碗にごはんをよそっていたら、足許にダメちゃんがいた…

現代人的猫通院

今日は、アタゴロウくんを病院に連れて行った。 予防接種である。 毎度思うのだが、何故、猫という連中は、こういうときだけ察しが良いのだろう。キャリーを別室に準備して、さて、と、奴に目を向けると、目が合ったとたんに、全速力で逃げ始めたものである…

何もかもキミが悪いのだ

ダメちゃん、みんなキミが悪いんだぞ。 よくも私の眼鏡を壊してくれたな。 壊した、というのは言い過ぎかもしれない。 曲がったのである。 先日、職場で、同僚に心配そうに声をかけられた。 「猫山さん、左目、どうしたの?」 「え?」 「左目だけ腫れてるよ…

極めてどうでもいい報告

申し訳ありません。 今日は真面目に猫ネタを書くつもりで、朝から文案を頭の中で練っていたのですが…挫折です。 理由は――疲れたから。 何にって…。 突然ですが、スマホデビューしました。 一般的には「今頃?」という感じなのでしょうが、多分、私個人を知っ…

ハッスルティーチャー

アタゴロウの飛距離が伸びている。 毎朝、大治郎センセイがデモ行進をしている周りで、こいつは無関係に走りまわっているのだが、その際、マットレスの外から大ジャンプをして、私の膝を跳び越し、敷布団の上に着地する。生前のヨメにはまだ遠く及ばないもの…