2016-01-01から1年間の記事一覧

今年もお世話になりました。

いつの間にか、大晦日。 クリスマスも年末も、実感が湧かないうちに過ぎてしまった感じがする。 強いて言えば、玉音ちゃんを予防接種に連れて行った。あの時点で、 (ああ、これで、年が越せる。) と、しみじみ思った、そのくらいだろうか。 今年一年。 本…

ゴルゴは学習する。

友人さくらとこっこは、玉音ちゃんの話になると、いまだに私を馬鹿にする。 「メール来た時、笑ったわよ。あんだけ大騒ぎしておいて、結局、拾ってやんの。バーカって。」 三匹目を飼う・飼わないから始まって、どんな猫を貰うか、どの猫を貰うか、私が半年…

快挙!!

はじめてツーショットが撮れた!!! おおおおおっ!! まるでカップルみたいに見えるではないか。 てか、アタゴロウが男らしく、玉ちゃんが女の子らしく見える。 もう一枚。ぼけてますが。 ただ、こいつらが、ここで何をしていたのかは謎なんだけど。 二匹…

ローストオニオン

で。 我が家の仮面夫婦である。 こいつらは、本当に、追っかけっこと猫プロレスしかしない。 寄り添って寝ていたり、静かに毛繕いし合ったりなどという、微笑ましい情景は、玉音ちゃんの仔猫時代を過ぎてからは、さっぱり見たことがない。 それでも、たまに…

キング・コングのエステサロン

私が「腰パン」と呼ぶ、猫とのスキンシップ。 決まった名称は、あるのだろうか。 私の「腰パン」は、私が日頃愛読している猫ブログ「こはる日和」のろーずまりーさんがそう呼んでいるのを真似しただけで、これは別に一般的ではないのかもしれない。 要するに…

黒缶問題の行方

前回、玉ちゃんが暴露したように、現在のところ、うちの猫どもは、普通に黒缶を食べている。 このまま黒缶が我が家のレギュラーフードとして定着しそうな勢いであるが、数ヶ月前には、もう誰も食べてくれないかと思った時期もあった。 以下に記録として、そ…

そして誰も食べなくなった(後編)

VIII アタンリーは後足の爪が床に擦れる微かな音に振り返った。出窓の上から床を見下ろすと、夏の夜の湿気を含んだ闇の中に、ノラの白い姿がかげろうのように浮かび上がっているのが見えた。 「アタンリー、」ノラがささやくように話しかけてきた。「眠れな…

そして誰も食べなくなった(前編)

(※この物語は、実話をもとにしたフィクションです。) 愛娘タマーネ・カッツェンバーグに捧ぐ。 I 「いいか。ひとくち、そう、一口だって口をつけるなよ。匂いを嗅ぐのはいい。お前が皿の上の物を認識していることのアピールになるからな。砂かけはしなくて…

ななちゃん

(2014年1月2日撮影) 実家のななが亡くなった。 一ヶ月ほど前に、お尻にデキモノができているというので、母が病院に連れて行った。 デキモノ自体は、大したものではなかったらしいが、そのとき、腎臓の数値が非常に悪いということで入院。それから、闘病生…

ゴッドファーザー、その後。

「何しに来た、このアマ。失せろ!さっさと失せろ!!」 突然姿を現した少女に、愛宕朗はかっとなって怒声を張り上げた。 「ここは猫山一家のシマだぞ。お前なんかが入っていい場所じゃない。オイゴラ、聞こえねえのか!」 少女は目を見開いたまま、呆然と立…

玉音ちゃんとお客さま

今書いているネタが本日中に書き上がらないことが確実になったので、とりあえず、昨日から今日にかけての話をひとつ――。 (連休中に一度も更新しないのも如何なものかということで。) 昨日、久しぶりに来客があった。 昨年度は私の仕事が忙しく、なかなか人…

黒缶時代

我が家の猫どものウェットフードは、パウチと決まっている。 内容量70g。一食にそれを二つ消費する。 一つはダメちゃん用。もう一つを、アタゴロウと玉音で半分ずつ。 雑談の中でそのことを何気なく口にすると、猫カフェ荒らしのSさんは、ふいに口を閉ざし…

仮面夫婦

夜更けて台所に立っていたら、視線を感じた。 「あら、玉音ちゃん。」 彼女は台所の入口に立って私を見ている。オリーブ色の双眸に、何か物言いたげな色を滲ませて。 「どうしたの?」 手を止めた私が一歩、踏み出そうとすると、彼女は身を翻して逃げた。 「…

レジェンド・オブ・タマッシー

夜。 灯りを消して、布団に入る。 ほんの一呼吸置いて、掛布団の上に誰かが乗る気配がする。 (ああ、玉ちゃんだ。) ダメでもアタでもない。乗る場所と重さと、乗り方で分かるのだ。ダメはしばし布団の上を徘徊し、最終的に私の体からちょっと離れた位置に…

君の名前を教えて

絵筆のタッチはやさしくやわらかく、モデルの儚げな印象とともに、画面全体を何とも形容しがたい悲しみが覆う。少女の眼はどこに焦点をあてているわけでもないが、見る者は「さよなら」と告げられた気がする。(中野京子『怖い絵3』より抜粋) 彼の瞳に出逢…

甲斐の国冬山奇譚

さむらいの世が終わり、東の都に帝がおわすころの話だという。 年の瀬も押し迫ったある冬の日のこと。一人の旅人が、甲斐の国の山の中、里に出る道が分からず行き暮れていた。 雪こそ降っていなかったものの、辺りは寒風が吹きすさび、短い冬の日はすでに傾…

元気でね

今日は「Cats安暖邸」の最終日である。 私は行かなかった。最終日に上京するというYuuさんに会いたいなとは思ったが、 「多分、yuuさんファンの人が、たくさん来るよね。」 友人さくらともそんな話をし、お互い、平日に何とか時間を見つけて、それぞれお別れ…

とにかく…アタゴロウ

ごめんなさい。どうしても一回やってみたい誘惑に勝てませんでした。 と言っても、ウチ、テレビないんで、ワタシ本物見たことないんですけどね。

おしっこ記念日

玉音のやつ、 アタシの寝ている掛け布団に、 オシッコ付けやがった!! 覚えてろよ、このションベン臭い小娘め。 んなことするの、オマエしかおらんわ。

ひなたぼっこ記念日

昨日のこと。 玉音ちゃんがひなたぼっこしているのを、初めて見た。 昼間は常に、押入れの中にお籠りさんの子なのに。 数日前の夜には、クッションの上でうたた寝しているのを見た。 ご飯のときも、あちこち動き回らず、他の二匹と一緒に、落ち着いて食べる…

新年一般参賀

(ベランダに向かわれる右から陛下、愛宕宮殿下、玉音さま。区内庁提供。) 正月二日、新年を祝う一般参賀が行われ、陛下はじめ猫族の方々が某居宮殿のベランダに向かわれた。昨年八月に一歳の誕生日を迎えられ成年猫族となられた愛宕宮妃殿下玉音さまも、は…

謹賀新年2016

(これでも渾身のスリーショット) 今年もよろしくお願いします。 今朝もアタゴロウは、カリカリを残した。 残ったカリカリは、ダメちゃんがキレイに平らげた。 玉ちゃんは、押入れの中で朝ご飯を食べた。 (エサヤリの鬼婆が、ごはんをデリバリーした。) …