消えたバラバラ死体

damechan652009-09-19

 今日午後2時頃、東京××区のマンションで、部屋の中に安置されていた遺体の頭部が盗まれる事件があり、警察はこのマンションに住む無職女を、盗み食いの疑いで全国に指名手配した。
 事件があったのは、××区××一丁目のマンション「キャットライフ××」。このマンションの7階に住む猫山縞子さん(74)が昼食後、食べ終わったサンマ(体長約30センチ)の皿をカウンターに置いたままトイレに入ったところ、およそ5分後に、皿に乗っていたサンマの頭部がなくなっているのを、トイレから出て皿を洗おうとした猫山さんが見つけて通報した。同じ皿に乗っていた、焼け焦げたサンマのしっぽは無事だった。
 警察は、現場のカウンター下で、流しを見上げて鳴いていた男女が事情を知っているものと見て職務質問したが、いずれも黙秘したまま逃走。このうち、女の風貌が、最近現場カウンターで頻繁していたボロ布盗難事件の容疑者と酷似していることなどから、警察はこの女の犯行と断定し、逮捕状を請求した。
 しかし、捜査員が職務質問した際には、男女ともサンマの頭部を所持しておらず、その後の捜索でも発見されていないことから、遺体はすでに容疑者の女が喰っちまったものと見られる。捜索は既に、2時10分をもって打ち切られた。
 家主がトイレに入った僅かな隙をついての犯行、また、遺体の頭部のみを盗み出し、それを跡形もなく平らげるという猟奇性に、住人の間には動揺が広がっている。被害にあった猫山さんは「盗まれた頭部が見つかっていないことが不気味。食べ残しが物陰に捨ててあるかもしれないと思うと、不安でいっぱいです。犯人は遺族の気持ちを考えて、少しは反省してほしい。」と話している。