決湯・巌流島

 お風呂に入ろうとしたら、ヨメが雄叫びを上げて突進してきた。


※写真は本文とは関係ありません。(でも、目つき悪過ぎ。)


 不注意にしてこれまで気付かなかったが、これって、何やら真剣勝負の世界であったらしい。
 本日のヨメは、風呂蓋の上から身を乗り出して、浴槽からお湯を汲み出そうとする私を、徹底的に阻止する構えであった。
 そして、ひとしきり続いた無言の攻防の末、私がヨメのブロックをかいくぐって、お湯の汲み出しに成功すると、ヨメはいかにも気に入らないといった態度で、さっさと浴室を後にしたのであった。


 一方、コトナカレ主義の夫は、例によってキッチンマットの上で、ひたすら様子を窺っていた模様。


 それでいいのか、日本男児