ダメ隊長の地球防衛戦記 第七話:ゲリラ戦

 
 隊長のヘッドロックにより、スリスリ攻撃を封じられたエイリアンは、新たな標的を発見。それは、隊長のしっぽであった。
 エイリアンは座布団の間を見え隠れに移動しつつ、お得意の加速装置を駆使して目まぐるしく角度を変えながら、隊長のしっぽに機銃掃射を浴びせかける。隊長に一喝されると、その都度、一時的に鳴りを潜めはするものの、一向に退却の気配は見せず。
 
 
 苛立つ隊長。思わず、しっぽをぱたぱたと床に打ち付ける。…が、エイリアンはそれを戦闘再開の合図と捉え、更に攻撃体勢を強化。かくして、戦況は泥沼化の途を辿り…。
 
 
 ついに隊長は、自分が怒っていたのか、エイリアンと遊んでやっていたのか、分からなくなってくるのであった。(つづく)
 
 
 

(2009年8月2日撮影)