みなさまのご意見から

 

  
  
 しばらく前から猫ブログを書いているが、私は猫の専門家ではないし、とりたてて猫飼い経験が長いわけでもない。
 我が家の二匹はじめ、猫に関することを思いつくままに適当に書いているので、勘違いや早合点で、あまり正確でないことを書いていることも、多々ある。
 そんなわけで、今日は、最近の記事に関していただいたご意見・ご指摘を、紹介したいと思う。
 
 
 まずは、10月23日の記事「鏡の中の…」から。
 職場の猫好きの先輩から、
「うちの猫は、鏡をつついたり、後ろに回ってみたりしているよ。」
というご指摘をいただいた。
 えっ!?
 そうなのか…。
 鏡に反応する猫も、ちゃんといるんですな。
 では、我が家の歴代の猫どもは、なぜ誰一匹、鏡に反応しなかったのだろう。
 猫山家は家系的に猫の遠視が酷く、誰も、鏡に映る像を認識できなかったのか?
 いや、ちょっと待て。家系的にと言っても、血のつながりのあるのは人間だけで、猫同士には、血縁関係はない。
 では、それは遺伝的な問題ではなく、我が家の情操教育に問題があったのか。
 それは、有り得る。
 私自身、幼少のみぎりは、魔法使いや妖精が出てくる童話を喜んで読んではいたが、今思えば、本気でそれらが存在すると信じていた時代は、実はなかったような気がする。
 わが母も、子供にそんな夢のあることを言って聞かせる人ではなかった。
 何しろ、「うちには煙突がないから、サンタさんが入ってこられないのではないか」と、心配する子供たちに向かって、
「煙突なら、あるわよ。」
と、風呂釜の煙突を指し示した母親である。
 こんな家風を持つ家に、夢のある子供や猫が、育つわけがない。
「ねえ、キティ。鏡の中の国へ入って行ければ、すごく素敵なのにね。そうよ、本当よ、中にはうんとすばらしいことがあるでしょう。」
 これは「鏡の国のアリス」で、アリスが黒仔猫のキティに話しかける台詞であるが、もし、私がダメちゃんに同じことを言ったら、
「とうとう頭がおかしくなったんですか。」
と、冷静に返されるのがオチであろう。
 いわんやヨメをや、である。
  
  

  
  
 続いて、11月20日の記事「ミケミケの誘惑」から。
 一緒にCats安暖邸に行った友人から、ブログを読んで、次のようなメールが送られてきた。
「私はチャーくんとロトくんは、ナベツネと清武の話をしていたと思っていました。」
 はっ!
 そういえば。
 確かに、真面目な話をしているようには見えなかった。
 むしろ、当たり障りのない、時事的な話題を、あまりやる気なく追いかけているように見えた。
 適当に話は合っていたようだが、やる気がなかったのは確かだと思う。何しろ、二匹とも、途中で寝ちゃったのだから。
 おそらく、目を覚ましてから、
「じゃあ、今度また、飲みに行きましょう。」
と、敢えて具体性に欠ける約束をして、それぞれの寝場所に戻ったことと思われる。
 でも、時事話題の合間に、きっと血糖値か血圧のハナシは、含まれていたと思うよ。
 
 

 
  
 最後に、11月16日の記事「びっくりした話」から。
 いつも、意表をついたご意見で、私の目から鱗を剥がしまくっている、職場のSさんが、こんな意見を述べた。
「その店員さんは、猫山さんが猫缶を食べるのではなく、猫が割り箸を使って食べると思ったんじゃないでしょうか。」
 あーっ!!
 そ、そうか…。
 それは思いつかなかった。
 でもねえ。もしそうだとしたら。
 やはりここは、コンビニ店員の心得として、
「お箸は何膳お付けしますか?」
と、訊いてくれるべきだったと思う。
 うちには、猫が二匹いるんだから、ね。 
 
 

 
 
 いや、それは別の問題だから。