バースデイプレゼント
このところ、サボりっぱなしですみません。
前回、「今後、1か月更新がなかったら…」というようなことを冗談で書いたら、本当に1か月以上経ってしまった。
で。
接続できたのか、というと…
すみません。それ以前のモンダイです。
そう。乗り換えてないの。
新プロバイダからIDとパスワードとやらは届いているのだけれど、放置したまま。まだソネットさんのお世話になっている。
ああ、早くしないと。
IDとパスワードのお手紙が、この膨大なガラクタの山の中に埋まってしまう。
と、焦りつつも、既に自分がガラクタの山の中に同化している私である。
サボりの詳細な言い訳は、見苦しいのでやめておく。が。
ここ2週間ばかり、週末、私は寝てばかりいる。
カラダがついてこない…と、言いたいところであるが、それが体力的な問題なのか、単に自分に甘くなっているだけなのかは、神のみぞ知るところである。
と、いうところで。
いいことを、思い出した。
実は、ワタクシ、2日前に?歳の誕生日を迎えたんである。
誕生日というと、「もう祝うようなトシじゃないわ」と、遠慮なさる先輩方も多いのだが、私はそもそも、年齢の数字が増えることに抵抗感を感じないタチである。
それに、最近気が付いたのだが。
「トシ」というのは、実に便利な、万能の言い訳なのだ。
集中力がないのはトシのせい。
物事をなかなか覚えられず、またすぐに忘れるのも、トシのせい。
身なりに構わないのも、トシのせい。
部屋が片付かないのは、休日、疲れて寝てばかりいるからで、つまりトシのせい。
時間がないな、と思うと、ついタクシーを拾っちゃうのもトシのせい。
そんなことをしているから、給料日前に猛省することになる。つまり、金遣いが荒いのも、トシのせいなのだ。
お酒を飲んだらさっさと酔っ払ってしまうのも、トシをとってアルコールに弱くなったからで、決して、ペースが速すぎるせいでも、量が多すぎるせいでもない。
そう。郵便ポストが赤いのも、ダメちゃんがシマシマなのも、みんなトシのせいなのだ。(ダメは仔猫の頃からシマシマだけど)
であるから。
誕生日は目出度い。この便利極まりない「トシ」という言い訳に、さらに重みが加わることに他ならないのだから。
そう思っていたら、思いがけず、ヨシハル♀からプレゼントを貰った。
1週間くらい前から、職場で、皆の目につくところに「プレゼント事前受付中。できれば現金か食べ物」という貼り紙を貼っておいたら、金曜日の朝、彼女が
「事前申請します。」
と言って、菓子折りのようなものを差し出した。
クッキーです、とのこと。ただし、個包装になっていないので…という話だったので、実用本位(中身重視)な先輩の志向をよく分かった奴、ヨシヨシ、と思っていたら。
何と。
開けてみたら、可愛かったのだ。
箱から出すと、こんな感じ。
猫とは関係ないのだが、あんまり可愛いので載せました。
何でも、彼女の家の近所にある美味しいケーキ屋さんの製品だそうで、味もたいへん良かったのでした。ごちそうさまでした。
他にも何人かの方からプレゼントをいただいて(何でも言ってみるもんだ)、中には可愛い猫のスタンプもあったのだが、職場で使おうと思って置いてきてしまったので、それはまたの機会に。
さて。
トシだし誕生日だし、ますます自分に甘くなっている私。
ミミさんの骨壷に添えてあるお花が萎れたので、新しいのを買いに行った。
売り場のおねえさんが作業をしていたので、あまり長居をするものはばかられた、という事情もある。お彼岸なのでお高め価格になっていることは分かっていたが、よくよく見ないで、ぱっと見て気に入ったチューリップの花束を買って帰ったものである。
思ったより高かった、というのは、まあ誕生日だし、よしとしよう。
それより、問題は。
そこに、麦が2本、入っていたことである。
以前も、麦の入った花束を買って生けておいたら。
いや、気のせいかなあ。
何だか、日々、麦の穂が短くなっていくようなカンジがしたものである。
ところが。
今回、私は見てしまった。帰宅後、バッグからはみ出した状態で床に置かれていた花束に顔を突っ込んで、ヨメが麦を齧っているのを。
「こらこら、やめろってば。その麦は食用じゃないよ。」
と、私が注意したときには、既に麦の穂の周りには、ヨメのヨダレが白い糸を引いていたのだった。
あああああ。
何だって、誕生日なのに、食いちぎられた麦なんかを飾らなければならないんだろう。
それも、ヨメのヨダレがべっとりついたやつ。
しかも。
ヨメのやつ、その後、花瓶から麦を引き抜いて、また食べていたらしいのだ。
2日後。1本目
2本目。すでに床の上で干し草となって久しい。
こいつが、麦好きだったとは。
そういえば、猫草の正体はエンバクである。
今日、そのことに気が付いて猫草を買ってきたら、それも少し食べたが、直後、私の知る限りでは初めて「エ」をした。
その吐瀉物の中には、りっぱな毛玉と、食いちぎられた麦の穂先が入っていたものである。
ヨメよ。
ココロのこもったお誕生プレゼントを、どうも有難うよ。
ところで。
誕生日当日、母から来たメールには、
「お誕生日おめでとうございます。りり共々、お祝いします。」
と、あった。
そうか。りりは祝ってくれるのか。
良い子だなあ。
うちの連中は、ちっとも祝ってくれないのに。(とくにヨメ)
ま。
仕方ないか。
グータラの言い訳が増えると、被害をこうむるのは、まさしく奴らなのだから。
バカモン。後期高齢にはまだ早いわい。
最後に。
今回のハナシには、ダメちゃんが全く出て来ないのだが、誕生日前日になるが、ダメちゃんの傑作写真が撮れたので、ここにお披露目する。
シチュエーションを簡単に説明すると。
猫たちのごはんの後、床に掃除機をかけるので、まだ洗っていない皿を、とりあえず、洗濯機の横の棚の上に上げておいた。
この棚の上は、ヨメが遊び食いをしているとき、放置された皿からダメが盗み食いをしないように、仮置きをしておく場所でもある。
そんなわけで、彼的には、
(ひょっとしたら、何か入っているかも…)
と、思ったらしい。
踏ん張った脚、プリプリのおしり、そして、すごーく長い背中。(隣の洗濯機の高さから想像してください。)
このいじらしさが、たまらない。
そして何より。
注目してほしい、この、ふくらんだしっぽ。
キミ、そこまで興奮してたわけ?