師走来たる

 ついに、ヨメは障子に飽き足らず、壁紙を剥がし始めた。
(無地なんて辛気くさくて。あたくしは、花柄が好き。)
と、いうことらしい。
 相変わらず、出過ぎたヨメである。
 というより、バカなヨメである。
 和室に花柄が合うとでも思っているのだろうか。
(あら、だって梅の花ですもの。和風ですわ。あたくしがつけて差し上げてよ。)

コラーッ!やめろ〜!!!!