驚異の回復力

 その後のムムさんですが、土曜日に抜糸に行ったところ…
 いや、抜糸は無事できたんだけどね。
 回復しすぎて肉が盛り上がり、糸が食い込んで、ちょっと皮膚が切れてしまっていた、と。
「こんなこともあろうかと思って、ゆるめといたんだけどねえ。」
と、先生がぼそっと。
 結局、糸の傷がキレイになるまで、エリザベスは継続となりました。
 ともあれ、苦肉の策のストッキングの腹掛けと、既にボロボロの「まわし」と化した包帯を見て、
「よく頑張ったね、飼い主ともども。」
と、お褒めの言葉をいただきました。
 そして、先生の最後の感想は、やっぱり、 
「(ため息まじりに)それにしても、大きくなりそうだなあ。」
でした。


 が。
 一つ誤算が…。


 家に帰り、腹掛けと包帯が取れて体が自由になったムムさん。しばらくしてふと気付くと…、
 舐めてる!!
 何と、仔猫用のエリザベスカラーが小さすぎたらしい。
 しっかり腹の傷を舐めており、おかげで、傷口からうっすら血が滲んでるぢゃないの!
 てなわけで…

 全身タイツ〜!!
(この後、背中の部分を切って腹掛けにしました。)