ヘコむ男
昼間、同僚のボヤきを聞いていて、ふと思った。
ダメちゃんが勤め人だったら、やたらとヘコむ男だったろうな。
失敗して気に病み、注意されてヘコみ、くらいならまあ普通だが、仕事で何か問題が生じたとなると、
(もしや、自分のミスが原因では…)
と、いちいち、内心ひそかに恐慌をきたす。
また、上司や同僚が真剣に会話する中に、ふと自分の名前を聞きつけると、
(また何かやらかして、迷惑をかけてしまったのだろうか…)
と、気になって気になって、仕事が手につかなくなるタイプ。(そして、本当に失敗して、周囲に迷惑をおかけする。)
本当にそうだったら、保護者としては実に心配なタイプである。
息子の会社について行きたくなる過保護ママの気持ちが、よく分かる感じ。
さらに、ふと思った。
そんな繊細系のダメちゃん。
家庭内では、ヘコんでいないのだろうか。
私の苦情や悪口を、実は的確に理解していたりして。
例えば、こんな感じ。
例1:「ダメ〜。オマエのウ○コ、臭いよ。」
ヨーグルトでも食べてみる?
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例2:「オマエ、デカいよ。」「このデブ。」「すごい腹!」
そう。頑張ってもらわないとね。
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例3:(メシコールに対して)「やかましい!!」
ううむ。
いずれも、実際には有り得ないような気がする。
ダメちゃん、やっぱり、もうちょっとヘコんでくれていいんだからね。
(できれば、おなかも)