その後の茶トラくん

 

 


 取り急ぎ、経過報告を。

 

 茶トラくんのトライアルは四週間を経過し、さらに一か月延長になりました。

 理由は、彼がまだケージから出て来ないから。

 十四日で四週間が経過。この時点ではまだ引きこもり中で、アタゴロウとの接触がほとんどなく、相性を見るに至っていなかったということ。

 このままずっとケージから出て来ないのではないか?と、本気で心配してしまっていたりして。

 

 それから一週間。

 昨日辺りから、時々、ケージを出てフラフラ歩き回るようになってきました。

 同時に、アタゴロウとも、フーシャーを言い合う仲になった模様。

 一日一度くらい、諍っています。

 

 つまり、今、やっとスタートラインに立てたかな、という感じ。

 フーシャー言い合うようになったのを喜ぶというのも、おかしな話ではあるけれど、そこを通過しないと、これ以上、仲良くはならないと思うので。

 

 カフェの店長さんの話だと、茶トラくんは「彼を嫌いな猫も、彼が嫌いな猫もいない」という、極めて猫づきあいの良い男であるらしい。

 アタゴロウも天真爛漫な奴だし、いずれは二匹仲良くなってくれる。

 と、信じつつ。