胸につけてるマークは・・・
ダメちゃんは正統派のキジトラであるが、このところ、胸の辺りの毛が一部分、以前より茶色っぽくなってきている。
ヨメに「ちゅばちゅば」され続けて、色が変わっちまったのである。
悪評高きヨメの「ちゅばちゅば」。姉の記憶によれば、実家のななも、仔猫時代、自分の肉球をちゅばちゅばする子であったが、避妊手術を境にぴたりと治まった。このため、ヨメのちゅばちゅばも「避妊手術をすると止まるのでは・・・」と、淡い期待があったのだが、そうは問屋が卸さなかった。
屈強の男に対し、何とも失敬な話だと思うのだが、ダメちゃんは、ときどき身をよじってよけてみたりするだけで、たいていは、怒りもせずにやらせている。
「優しいねえ」
と、動物病院では言ってくれたが、私は、単に気が弱くて断れないだけだと信じている。
だって。
やっぱり、ちょっと嫌そうだもん。(私には、そう見える。)
それにしても、チビの頃ならともかく、ヨメももう9か月。人間の年齢に換算したら、高校1年生くらい。一方、ダメは、もうじき5歳になる。人間にして30代前半というところか。
となると・・・
これって、ちょっとモンダイがないだろうか。
いや、赤裸々な想像はやめよう。
少なくとも、ダメは喜んではいない。
いないと信じる。
ね、ダメちゃん。(頼む、うんと言ってくれ。)