陸上部女子!

 
 はじめに。
 3月21日にコメントを書き込んで下さった、momo様。
 コメントに気付くのが遅れ、大変失礼しました。
 今からでもよろしければ、下記にメールをください。

 mifuyu-daijirou@mail.goo.ne.jp
  
 よろしくお願いします。
 
 
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 それでは、ここからが本日の内容です。
 
 

 
 
 とある金曜日の夕方。
 天竜いちごさんに呼び止められた。
 曰く、
「ダメちゃんとムムちゃんを擬人化した絵を描きたいのですが…。」
 有難いハナシである。
 そんなことをしてもらえる猫飼いは、私くらいなものだろう。
 そんなわけで、いきなり、天竜さんの突撃取材が始まった。
「ダメちゃんて、どんな髪型だと思います?」
「うーん、前髪長め…かなあ。」
 かねてから「こいつらが人間だったら」という想像をひとり楽しんでいたゆえ、割合明確なイメージを持っているつもりであったが、いざ、擬人化した時の外見を具体化しようとすると、それが案外曖昧であったことに気付く。
 天竜さんは、真面目にメモをとりながら、次々質問をぶつけてくる。
「ムムちゃんは、どんな感じでしょうかね?」
「陸上部女子!」
 ここだけは、即答、かつ、明言した。
 
 
 こいつは、理数系の男子クラスの中で、完全マイペースを貫く陸上部女子である、と、私の中では、はっきりと決まっていたのだ。
「髪は黒髪のショートヘア。美人とか可愛らしい系ではないけど、愛嬌のある感じ。」
 そう、フェロモンより先に、アドレナリンが分泌されるタイプに違いない。
「小道具は、やっぱり輪ゴムですよね。」
 構図を決めるのが難しい、と、天竜さんは、手元のメモ用紙に、走り書きのメモと一緒に、思い浮かんだイメージをスケッチする。メモ用紙の上には、猫耳でショートヘアの少女が、バストショットで輪ゴムをくわえていた。
「ムムちゃん、目は何色ですか?」
「金目。」
「ダメちゃんは?」
「はちみつ色。」
「はちみつ色?…って、どんな色、でしたっけ?」
「うーん…はちみつ色。」
 琥珀色、でも良かったかもしれない。
 この時点から、天竜さんは悩んでいた。明らかに、ダメよりもムムの方が、擬人化しやすいキャラなのだった。
 
 
 そして。
 何と、その週末、日曜日の午後には、擬人化ムムの完成形が送られてきたのだ。
 
 
 思わず、ほれぼれと見とれてしまった。
 か、可愛い…(実物より)。
 というより。
 あまりにも、私の抱いていたイメージにぴったりで、何だか感動してしまったのだった。
 
 
 申し訳ない。
 以上は、実は、二週間前の話である。
 あまりに有難くて、どうやって掲載するか、センスもワザもない私は、いただいたイラストを眺めてニヤニヤしながら、ひたすら考えあぐねていたのであった。
 
 
 天竜さんのメールには、
「どうしても輪ゴムのイメージが取れなくて、装備させてしまいました。」
と、あった。
 そうだよね。
 こいつには、やっぱり、輪ゴムだよね。
 そして、懸案の服装については、
「陸上部をイメージしていたら、こんなふうになりました。」
というコメントが。
 いや、ナカナカ合ってると思うよ。
 でもね、天竜さん。
「体操着なのは完全に趣味です。」って。
 その発言、一歩間違えると、凄い誤解を招くと思う。
 改めて皆様にお断りしておきますが、天竜いちごさんは女性です。
 
 
 と、いうわけで。
 お待たせいたしました。天竜いちごさん作「ムムin体操着」です。
 クリックしてご覧ください。
 
http://f.hatena.ne.jp/damechan65/20110430192448
  
  
 ところで。
 ダメの方であるが、やはり何かと難しいらしい。
 先日も、
「ダメちゃんって、服装どんなでしょうかね?」
と、質問された。
 ううむ。
 ていうか、いまどきのオノコが、普段、どんな服を着ているのか、私自身、あんまり意識したことがないんだよね。
 職場の男性陣も、何しろ職場であるから、普段着では登場しないし。
「お腹のあたりをカバーできる服じゃないでしょうか。」
 苦し紛れに、こう、答えておいたが、これが天竜さんをさらに悩ませる結果となったことは、言うまでもない。
 
 
 
 

いやむしろ、分からないからこそ、あんなに可愛く描いてくれたんじゃないかな。
 
 
 
そうは言っても、ハラが垂れているという事実は、変わらないと思うよ。
 
 
 
 天竜いちごさんのブログはこちら。↓
 
 http://blogs.yahoo.co.jp/tenryuichigo/folder/165737.html