コミティア、再び。
今日は、私にとっては2回目のコミティア参加。
今回は猫本ではなく、天竜さんの本業(?)の悪魔本だったのだが、売り子兼会場設営係として駆り出された。
売れ行きの方は、まずまずだったのではないかと思う。彼女のツィッターのお友達がたくさん来てくれて、けっこう頻繁にお客様が見えていた。少なくとも、「暇だねえ…」と欠伸したくなるほどの暇はなかった。
私の方は、友人さくらが昼ごはんを持って遊びに来てくれたので、これ幸いと現場放棄して、二人で会場を見て回った。
やっぱり。
一人でフラフラするより、気の合う友人と一緒の方が、格段に楽しい。
何しろ、好みと年代が一緒だから、ハマりどころが合うのである。
さくらは、自身が絵を描く人なので、あれこれ買い物していたが、私は一つだけ。
「ながーいねこ」という、ミニサイズの蛇腹式絵本を買った。
(こういう猫の話ではありません。)
本当は写真を撮ってここに載せたいのだが、作者さんの許可をとってくるのを忘れたので、残念ながら写真は載せられない。
が。
作者さんのサイトを見に行ったら、写真が出ていた。
「基本的にリンクフリーです」と書いてあったので、下にURLを貼り付けておく。
ちなみに、裏側もあり、裏側もほのぼのと可愛いのである。
http://idiwarupiro.blog103.fc2.com/blog-entry-726.html
それにしても。
絵が描けるって、いいなあ。
本当に、羨ましい。
(天竜さんの本とポストカード)
そう思っていたら、帰り際、隣のブースの男の子に、声をかけられた。
「せっかくお隣になったご縁ですから、一冊ください。」
というわけで、一冊お買い上げいただき、それならお返しにと、お隣のご本もいただくことにした。
すると。
お隣なのに、ぜんぜん気が付いていなかった。お隣の男子二人組は、文庫本サイズの小説(ライトノベル)を売っていたのである。
聞けば、文章を書いている人と、挿絵を描いている人と、二人で参加しているとのこと。
「いいですねえ、そういう協力関係。」
私はつい、感心したのだが、後で天竜さんとヨシハル♀に聞いたら、そういう例は結構あるのだそうな。
で。
せっかく買ったので、家に帰ってからその本をパラパラと読んでみたのだが、SFっぽいのか、ファンタジーなのか、アクション系なのか、それに人間ドラマ的な要素も一生懸命盛り込んでいて、何だかすごく懐かしい感じがした。
ああ。
こういう小説を書く子って、いつの時代にもいるんだわ。(ちなみに、私ではありません。)
それとも、ライトノベルって、みんなそういうものなのか。(昨今のライトノベルを読んだことがないのである。)
そのジャンルの中での巧拙のレベル判断が分からないので、彼の小説が上手なのか普通なのかは、良く分からない。だが、創作をしているというだけで、やはり偉いなと思ってしまう。
その彼も、「自分で絵が描けたらなぁ」と、思っていたのかな。
だとしたら。
いい相棒を見つけたね。表紙もとてもキレイだよ。
彼等の友情が末永く続くことを、願ってやまない。
そんなことを考えていて、ふと思った。
隣の男子チームから見て、うちのチームは、どう見えていたんだろう。
作者は天竜いちご一人。(絵を描いているのが彼女だから、それは見れば分かるはず。)
なのに、なぜかヒエラルキーの最下層にいる。何しろ、片付けの時など、「邪魔だからあっちに行ってろ!」と罵倒されている、可哀想な作者なのだ。
きっと、隣の男子たちは、「彼女たちの友情が末永く続きますように」などとは、人間の尊厳にかけて思っていないだろう。
ただし。
荷物の多い天竜さんが、重たい残部の束をヨシハル♀に持ち帰らせていた、その様子を彼等が見ていたなら、ハナシは別であるが。
ていうか、そこ私のバッグの上なんですけど。